図書館本書評第二十二回目は、村上龍の「イン ザ・ミソスープ」です。ちょっと今回は、趣向を変えて。

拝啓、村上龍様
小説家としてだけでなく、テレビやインターネットなど幅広くご活躍されているお姿をよく拝見いたします。最近、テレビ東京の「カンブリア宮殿」をよく拝見させていただいています。

私事で恐縮ですが、実は、今年になるまで実はあまり小説などを多く読んだりはしないのですが、図書館にいくようになり本を定期的に読むようになりました。そこで、カンブリア宮殿をみていたので、初めて村上様の小説を読んでみたいと思うようになりました。そこにいろいろあったのですが、今回手にしたのが「イン ザ・ミソスープ」でした。

この本を書かれてから、10年という月日が経ちましたが、ここに書かれているような残虐な事件は、未だに日本では日常的にニュースやワイドショーで報道されます。また主人公が、ひいては村上様が悲観された日本の現状は下げとどまらず、悪化の一途です。

私は今回村上様にお伺いしたかったのは、この日常の中で村上様はいかにして日々のモチベーションを保たれているのでしょうか?ということでした。他人のせいにしてはいけないと分かっていますが、この将来に希望を持てない情報が連日目や耳に入ってくる中で、一つ間違うと自分を失ってしまいそうになります。

しかし、村上様は私以上にそういった現実を目にし、理解しているのに日々精力的に生きていらっしゃるのではと思えます。そのスタイルから何か学べればと思います。

と、ファンレター兼勝手な相談風にしてみました。正直、途中で読むのをやめようかと思うくらい、なんか残虐さのリアリティがあり、主人公の悲観が伝わってきました。

あとこれで驚いたのは文字の量。今年20冊読んできたけど、改行、段落無しでびっしりページに文字が埋まっているのは、すごいです。