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小説と映画 陽気なギャングが地球を回す 感想

伊坂幸太郎さんの人気小説、「陽気なギャングが地球を回す」を古本屋で文庫本を手にとって、読んだ後に映画をDVDで借りて見ました。

まず小説は俺が好きな伏線を色々用意して、それをうまく回収するタイプのサスペンスもの。まぁ特殊能力や、銃を手に入れられる理由とか多少のご都合もあるけど、流石に人気作家の作品だけあって面白く、スイスイ読めた。俺は割と物覚え悪いので、前半の伏線を最後に使ってくると、結構読んでいて嬉しくなります。

問題は映画版。キャスティングはもうしぶんないです。原作のイメージにマッチしています。個人的にマッチしなかったのは、加藤ローサくらいかな。もうちょっと大人な人が良かった。

絵も、派手な感じが作品とマッチしていて、無駄なCGも使い方によっては悪くないと思います。雪子のドライビングはちょっとやりすぎな気もしますが。

問題はストーリー。なんでこういう原作があるものは、原作通りやらないのですかね?アイデアとキャラクターだけ使って、勝手に構成しているんだけど、伏線の張り方もいまいちだし、原作のアイデアも結構台無しな感じ。原作通りには、予算的に難しいのだろうか。

そもそも、この映画を見る人は、恋愛要素を期待しているのか?

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サウスポー・キラー 感想

図書館本書評第二十八回目は、水原秀策の「サウスポー・キラー」です。タイトルに惹かれたのですが、「このミステリーがすごい!」の大賞受賞作なんですね。

野球選手がトラブルに巻き込まれて、それを自ら解決するんで、ちょっとしたラブロマンスもあったりと、ある意味すごいベタな作品です。それは、受賞の書評が最後に書かれているのですが、そこでも触れられていました。

オチもベタだもんなぁ。犯人は予想通りだし、その理由もまんまだったし。でも、不思議と面白いと思ってスイスイ読めた。普通の小説してお勧めできますね。(意外性を求めるような場合はダメだけど。)

野球のシーンもリアリティあるし、映像化しやすいと思うけど、あまりにベタすぎるから逆に難しいかな。2時間サスペンスならいけるか。w

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フィクサー

予告を見ていると、もっとなんかスリリングな展開のあるサスペンスドラマかなと思っていたのですが、意外と人間ドラマ的な感じでした。それでもストーリーが良かったので、割とあっという間だった気がする。ただ、人には少し勧めづらいかもしれない。

ジョージ・クルーニーのイメージをオーシャンズ系で思っていたので、ぜんぜんそうじゃなかったのが良かった。

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6ステイン

さーて、初の図書館書評です。図書館書評って変な表現だな。図書館で借りた本の書評ですから。基本的には、ネタバレをしないように書いてみます。第一回は、福井晴敏の「6ステイン」です。

福井晴敏 初の短編小説集ということでした。テンポよく読めるという意味では、長編小説よりも読みやすかったので、第一回目の題材としては結果的に最適だったかな。ただ、短編小説ではありますが、一応共通のテーマというか、背景、キーワードがあって、短編ではありますが読んでいて、どんどん次の作品を読みたくなります。

福井晴敏は、『終戦のローレライ』『戦国自衛隊1549』『亡国のイージス』と、映画の原作で名前は知っていたので、今回手を取ったのですが、読んでいて映像が浮かびやすかったです。だから、映画の原作に多くなったのかなぁって思いますね。

作品には、「市ヶ谷」「赤坂」といった隠語が随所に出てきます。この隠語が妙に作品を読んでいるものにとって、先にあげた映像を頭にうかばせ、リアリティを作り出します。小説を読んでいて、「面白かった」と思うのは、その小説という世界の中で、妙にちゃんとしたリアリティがあるかどうかだと思います。この作品にはそれがある。

素直に面白かったなぁと思えた作品でした。作品的には男性よりですかね。アクションサスペンスの映画とか好きなら、きっとハマれると思います。


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