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黒龍の柩(下)

図書館本書評第四回目は、当然のごとく、北方謙三の歴史小説「黒龍の柩(下)」です。上巻の書評は若干辛口でしたが、いや、どんどん面白くなっていたんですよ。上巻ですでに坂本龍馬が死んでいますからね。あとは、北海道というか、函館に向けてどうなるんだろうと、ドキドキしながら下巻を読み始めました。

いやぁ、幕末の政治なはずなんですど、なんかひょっとすると現代にこれが起きてもおかしくないんじゃないかなぁって思いながら読んでいました。(いや、それは北方謙三の水滸伝でも言えるんですけど。)

海外が日本を侵略(現代は戦争ということではなく、経済的だったりするのですが)しようとしていて、阻止するために奮闘する人がいて、でも、それを間違った方法で阻止しようとしているんですよね。それがなんか、自分の事たちしか考えない今の政治家とかぶってしまって、「あーあー」って思ってしまう。

土方はまぁその阻止されてしまった側の人なんだけど、とにかくやれることをやる、やっぱりカッコいいですね。新撰組の話っていうと、ついカッコいい人斬り集団をベースに考えてしまうけど、黒龍の柩はどちらかというと、政治っぽい話ですね。それでも時々緊迫するシーンは、さすが北方謙三です。

個人的には、もう一回書いてほしいなぁ。できれば、三国志や水滸伝のように、敵方(今回で言えば、西郷隆盛とか)の話を多く盛り込んでほしいです。


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黒龍の柩(上)

図書館本書評第三回目は、北方謙三の歴史小説「黒龍の柩(上)」です。北方謙三は、元々三国志、水滸伝の文庫本でハマりました。で、図書館で読みたいものを探した時に、北方謙三のコーナーにこれがあって、ちらっと見たら、新撰組じゃないですか。おー、それは良いぞ。ということで、読むことにしました。

ただ、明治維新の頃については、根本的に自分の中で知識がかけています。そりゃ、坂本龍馬とか、西郷隆盛とか、名前と何となくは知っています。でも、学生時代に歴史の授業を受けることが少なく、結構この辺抜け落ちているんです。なので、これは小説だと思いながらも「へぇ」って思いながら読んでいました。

北方謙三の歴史小説として、三国志や水滸伝を読んでいる身としては、ちょっと読んでいるスピード感としては、重いなぁと思いました。なんだろう、土方の視点が中心になりすぎているからかな。三国志や水滸伝は、かなり多くの人物を書いているけど、これは土方が8割で、時々近藤や沖田とかが出てくるぐらいだからでしょうか。もっと多くの視点で語ってくれたら、スピード感が増すのかもしれません。

上巻で、そんな感じですから、たぶんもっと土方率が上がる下巻は、重いかもしれません。でも、とりあえずこれを読んで、明治維新が面白くなったので、もっと他の作家の作品とかも読んでみたいと思いました。(おーい、龍馬とか読むかな。w)


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